院長の松本暢久と申します。当院は、春には柔らかい風が吹く中たくさんの草花が咲き、夏の暑い時には川のせせらぎとそよ風に涼しく、秋には色鮮やかな自然と、冬の寒い時には木漏れ日にぽかぽかと暖かく、そんな優しい川のほとりの様に皆様の声に耳を傾け、寄り添い一緒になって進んでいけたらと思っております。
お口は全身の健康の始まり、むし歯などの治療だけでなく、口腔全体、ひいては患者様のご病気などを含め全身の状態を考慮し、患者様お一人お一人に合った治療を話し合いながら行っていきたいと考えております。また、当院は来院されるのが困難となってしまった患者様に対し、ご自宅等へ訪問診療をさせていただいております。その中で感じることはご自身で口腔清掃がうまくいかず、歯を失い、以前の様にお食事がとれないという状況に直面します。
噛めないことは美味しくお食事を取れないだけでなく、力が入らず、放置すると歩行困難にもつながります。栄養が取れないと体力が弱り、少しの病気でも耐えられない体になってしまいます。また筋力が弱ることで、お食事を飲み込むことが困難になってきます。
その様な問題にも検査を踏まえ、リハビリ、食事指導など対応してまいります。またこの様な外に出るのが困難な方々の問題は私達歯科だけでは解決出来ません。多くの専門職の方々と連携しより楽しく、また美味しく食べられる様に取り組んでまいります。
川のほとりに咲くたんぽぽの綿毛の様に、遠く色々なところへ優しさを届けられたら、そんな理念をもとに皆様のお子様から、人生の最後まで美味しく食べられる、その一助になれればと思います。

